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「なぜか?」を突き詰め、ビジネスを探求

インタビュー
世界を渡り歩いたプロ経営者

国内の難関大学へ2校同時に進学し、それぞれ法学部、社会学部を卒業。さらにアメリカの大学で学んだ後、米国内の広告代理店ニューヨーク本社に就職し、広告ビジネスのノウハウを学んだという異色の経歴。その後、国内の大手広告代理店の国際局に転職した後、誰もが知る外資系メーカーにヘッドハンティングされ入社。ニューヨーク本社を皮切りに、日本法人の立ち上げに参画し、第3成長期を経て、1兆円企業へと成長させた実績をお持ちになります。2012年からは大手消費財メーカーの会長職に就任。経済団体のアドバイザー、企業相談役最高顧問としてもご活躍。20年以上にわたり、CEO/社長等として人間力(人間性)と経営理念重視で革新的な事業戦略を継続的、創造的に展開、発展させてきた、国際的視野を持つプロの経営者です。

「なぜか?」を突き詰め、ビジネスを探求

私は幸か不幸か、海外で社会人生活をスタートしているので、モノの見方は国内中心にご活躍されてこられた方とは異なるかも知れません。一言二言で申しますと「多様性」「多面性」ということでしょうか。とかく国内だけにおりますと、日本人だけの考え方に固執してしまう傾向はあるかも知れません。自分のこと、自分の国のことって理解しているようで、案外と理解できていないことが多いんです。それは実際に外に出ることで初めて気づかされます。結局、いろいろな文化を持つ国や人と接し、自分の立場も変わった時に、それぞれの価値基準が違うということに、まず気がつきます。一つの視点だけでは通用しません。そこからまた新たな「学び」が始まります。その繰り返しです。そこで拒絶してしまうと、もう「終わり」なんですけど、さまざまな文化背景、人間を受け入れていくことで、人の心も世の中も、視点が多角的に備わるような気がいたします。ビジネスの話ですと外国の方は二言目には「なぜか?」という質問をされます。日本人にはあまりない感覚ですが、そこに日本人の伝統的な良い部分と悪い部分が集約されている気もします。常に「なぜか?」という部分を突き詰めていかないと、いわゆるビジネスの奥深い部分にまで辿り着かないということも知りました。

企業競争力を保つための比較文化

ビジネスを簡単に二言で言いますと「What」と「How」の組み合わせだと思うんです。他の人はどう考えているのかとか、他の国の人は日本のこの製品を、なんでこんなにも面白がっているのか?とかを突き詰めて考える部分が国内市場では弱い印象があります。比較文化の土壌がない。むしろ「(比較は)してはいけない」と刷り込まれている人も多い。やはり企業で競争力を保つためには、他の企業の製品やサービスと自分たちが提供しているモノと「どこがどう違うのだろう?」と考察することが重要だと思います。実際に「何が問題か?」でさえも把握できていない企業様が多いのも事実ですね。

会社は「○○家」にあらず

最近でも、某電機メーカーさんの歴代社長さんが、会社ぐるみで粉飾決算をやられていたというニュースが報じられましたが、おそらくあの大企業だけではないでしょう(笑)。
あのような超一流企業でさえ、社内にそういう土壌や文化が根付いていたのです。あの社長さんたちは、おそらく「前の社長の代から、ずっとやっていた」とか「いや、前の前の社長から同じことをやっていた」と言い訳したことでしょう。私は「それが本当ならば、あなた方がいた意味はなかったですよね」と言いたい。やっぱり欧米における会社マネジメントと、日本の伝統的な「お家を守る」みたいな感覚の経営との差は強く感じます。現代の考え方からすると、それは一致していなければならないんですけどね。

企業へのメッセージ

たしかに、よく言われる「企業寿命」というモノはあると思います。しかし、それを生かすのも殺すのも経営者の「志」であり「理念」、あるいは「資質」だと思います。自分が勤めている目先の3~4年間のことしか考えていない経営者が脈々と存在した会社というのは、何も進歩がありません。あと、非常にざっくばらんとした言い方になりますが、若い方を大事にしない会社はダメですね。若い人を育てようとする、懐の深いマネジメントをしないで切り捨てようとする会社には未来がありません。この先、5年、10年と会社をさらに成長させるためには、どういう所から手をつけて、どこをどうやっていったら良いのか?と。大切なのは本当の意味で長期戦略です。「会社の現状の出口が分からない、見えない」そういった方に対して会社の方向づけのご協力ができればと願っております。

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