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売上を上げるためには、新規事業しかない!?

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売上低迷に悩む企業

売上低迷に悩む企業(経営者)は少なくありませんが、売上低迷の理由はどこにあるのでしょうか?その原因は大きく内的要因と外的要因に分けることができます。企業自身でコントロールやマネジメントできるものが内的要因、できないものが外的要因と考えるとよいでしょう。
まず、内的要因としては、従業員同士のコミュニケーション不足やモチベーション低下、顧客管理不足による営業効率の低下、有効な情報(ノウハウ)の共有不足などがあります。また、外的要因としては、競合他社の動向や市場の変化などがあります。軽々しく言えることではありませんが、きちんと売上を立てることができさえすれば、あとは何とかなるもの。そういう意味でも、何としても売上は上げなければなりません。

売上を上げるためには

もちろん、上にあげた売上低迷の理由は、あくまで一例で、理由のすべてではありません。実際には、このような何らかの理由が、それぞれの企業において一つ、あるいは複数存在し、売上低迷という結果を招いています。そして、それらを解決することができれば、売上を回復させることにつながるでしょう。
それぞれの理由によって打ち手が異なるのはいうまでもありませんが、たとえば、従業員同士のコミュニケーションが不足している場合には、お互いの関係をより深められるような機会を設けることが必要ですし、有効な情報(ノウハウ)の共有が十分にできていないのであれば、極力、現場スタッフの負担にならないシンプルな方法で情報共有(ノウハウの横展開)ができる仕組みを導入することが必要です。

また、外的な要因である、競合他社から同じような商品・サービスが出された場合には、それ自体を止めることはできませんから、自社の商品やサービスによる差別化の訴求、新たな付加価値を加えるためのブラッシュアップが必要になります。

新規事業の模索に欠かせないもの

このように、売上低迷の理由が明確にわかれば、それに対する打ち手もそれぞれ存在するわけですが、昨今は特に、世の中の需要の変化が激しく、スピードも速いため、外的な要因である市場の変化に適切に対応できず売上低迷に陥るケースが増えているように思います。そして、このような場合は、その市場で抗うのではなく、別の新たな市場(まったく別の需要)に対応していくほうが、より確実に売上拡大できる、ということが少なくありません。もちろん、それぞれの企業の置かれた状況や、保有している経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)などの事情によって適切な判断は異なってきますので、一概に言いきれるものではありませんが、可能な場合は、別に市場があると考えて対応していくことが有効です。

ちなみに、大変恐縮ですが当社も例外ではなく常時、最低2つ以上の事業に取り組むことでリスクを分散し、市場ニーズに対応しつづけるべく、これまで事業活動を継続してきました。そして、それらの経験を通じて、新規事業を模索する意味(価値)と、それによって得られるもの(成果)を少なからず実感しているところです。
いずれにしても、新規事業の模索には、少なくとも「情報」と「人材」の2つが必要で、これらについては、社内外を問わず積極的に求めていくことが欠かせません。たった一つの「情報」が新たな事業のきっかけとなることは往々にしてありますし、その情報をもたらすのは「人」であり、その情報をもとに取り組むのも「人」です。ですので、情報と人材の部分にしっかりと資源を投入していくことが売上の回復や拡大にあたっての、ひとつの重要な要素といえるでしょう。






【著者】
松本晃秀(リープクリエーション合同会社 代表)

リクルートグループを経て、株式会社電通にてメディア、エージェント業を学んだ後に独立。
「東証1部上場企業から中小零細企業までの500社」と「就職・転職・独立したい個人1000人」に会い、その経験をもとに「成長」「キャリア」「雇用」「独立」などをテーマとした個人発行として日本有数のオンラインメディア「21世紀独立論」を企画・運営。現在は、法人・個人のコンサルティングのほか、広告ビジネス、セミナー・講演なども行う。

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